4.HANDSIGN CONSERT②
前回の続き(HANDSIGN部分の抽出)
まずHANDSIGNに関して肯定的に捉えてないということは記しておく。
活動は素晴らしいと思っている。なぜ否定的であるかという理由はこの記事の途中で垣間見えると思う。
今回初めて彼らのパフォーマンスを見た。
ダンスや歌は明るくないので細かな評価は無論できないのだが、その感想は「ダンスうま」「歌うま」である。世の中でかっこいいとされるであろうダンスであった。
さすがプロとして活動しているグループであった。
そして合間のトークも饒舌で客席をうまく引き込み、笑いが何度起きていた。
そのトークももちろん声と手話で行なっており、声をつけて手話をやるのが苦手な自分としては見習うべき点である。
手話パフォーマンスについて、いや手話を含むパフォーマンスはさすがであった。
このように書いたのはあれを手話パフォーマンスとは呼びたくないからである。
手話とダンスと歌という新しい表現方法で伝えるグループ的なのがコンセプトであったと思うがまさにその通りであった。
私が手話パフォーマンスとして初めて認識したものと彼らのそれが乖離していたためにそう感じているのかも知れない。
手話パフォーマンスといえばHANDSIGNみたいな風潮を感じる節があるが、
手話パフォーマンスのトップはろう者のパフォーマンス、またはろう者を含むパフォーマンスであってほしいというのが私の意見である。
HANDSIGNを肯定的に思えないのはそういう理由である。あれを是として、最も素晴らしいとする世の中への反発を孕んでいるので彼らが悪いわけでもないのでこれからも手話普及のために尽力しほしい。その活動は応援している。
友人の言葉を借りると「HANDSIGNと聲の形は同じようなもの」。
というのも手話という言語の存在を広めるにはもってこいのものと思う。
ただそれを視聴した人たちが認知しただけで留まってしまいがちではあるが
そこからもう一歩踏み込む人が増えるといいなと思う次第である。
最後にデフリンピックのテーマソングを作ったということをこの時に知ったのだが、、、、
それはちょっと違くない??
追伸
会場で流れた「僕は君の耳になる」のMVをみて、足立梨花さん演じる女の子のTV電話の話し相手(ろう学校の先生役)の人見たことあるなぁと思ったらこないだお会いした早瀬憲太郎さんでした。